No.263 ディーヴォ/狂気の衝動 (1978)

Q: Are We Not Men A: We Are Devo (Dlx)
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その263
Devo – Uncontrollable Urge

イギリスならなんでもアリなところがあるけど、アメリカのオハイオからこういう珍奇なロックバンドが出てきたことはなかなかの事件だったのではないか。

バンド名のディーヴォは”De-Evolution”の略で、「人間は進化した生き物ではなくて、退化した生き物である」という意味なんだそうだ。

そうだったのか。
なんだかわからないけど、でもちょっとカッコいい。

当時はその、人間性をすべて否定するような斬新過ぎる彼らのスタイルに、中一だったわたしは音楽の中身などよくわからなくてもクラクラするほどカッコよく見えたものだった
今あらためて映像を見ても、やはりあまりのカッコよさに笑いをコラえきれない。

まるで、感情を?ぎ取られ、退化させられた人間が音楽をやってみたら、カラカラに乾いた、無感情で妙に暴力的な音楽になってしまった、みたいなふうにも聴こえる。
そのうえこの頃はまだシンセなども使ってないので、そのサウンドはほとんどパンクだ。

この曲は彼らの1stアルバム『頽廃的美学論』の冒頭に収録された曲だ。
このアルバムはストーンズの「サティスファクション」のとんでもないカバーが入っていたりでなにかと話題になったアルバムだけど、今聴くと思ったより感情豊かでメロディアスな曲も多い、なかなかの名盤である。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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