≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その264
Ramones – I Wanna Be Sedated
ラモーンズの4枚目のアルバム『ロード・トゥ・ルーイン』に収録された曲だけど、たぶんわれわれの世代にとっては、彼らの最初のベスト盤『ラモーンズ・マニア』の1曲目に収録された曲としてなじみ深いのではないか。
当時はパンクのバイブルのようだったあの素晴らしいベスト盤を聴いたわたしは、この1曲目が終わらないうちに、なんて楽しい、カッコいいバンドなんだろう!と思ったものだった。
カッコよく、騒々しく、刺激的なだけでなく、つねにユーモアを忘れない、ラモーンズはまるでポップアートのようだった。
それが彼らが親しみやすく、愛され、リスペクトされる所以だ。
ラモーンズの影響で、70年代のイギリスに誕生したオリジナル・パンクたちもやはりユーモアのセンスがあった。
だからわたしは、ユーモアのカケラもない、騒々しいだけのパンクバンドなんてものを聴くとつい、「マジメか!」なんてツッコミたくなるのである。
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