ユーリズミックス/ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン(1984)

Touch (Reissue - Deluxe Edition)

【女子ロックの快楽】#14
Eurythmics – Here Comes the Rain Again

アニー・レノックスとデイヴ・スチュワートによる元恋人の英国男女コンビ、ユーリズミックスの3rdアルバム『タッチ』からのシングル。全米8位のヒットとなった。

わたしはこの曲はリアルタイムでは聴いていなくて、実は最近たまたま知った。
彼らの代表曲「スウィート・ドリームス」は昔から知っていたのだけど、それほど好きな曲でもなかったので、あまりユーリズミックスを積極的に聴くことはなかったのだ。

この「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」はその「スウィート・ドリームス」の翌年の発表ということになるけれども、「スウィート・ドリームス」のPVで短髪でスーツという宝塚の男役みたいな、あまりわたしがそそられないタイプのアニー・レノックスが、この曲のPVでは少し髪も伸びて女性の色気を醸し出して来ている。

この時代特有の、あたりが強めのシンセ・サウンドは好みが分かれるだろうが、メランコリックなメロディをアニー・レノックスが低い美声で歌いだした瞬間に現実世界に引き戻されるようだ。
なんだか色っぽい曲だなあ、と思って好きになった。

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