名盤100選 46 ドクター・フィールグッド『ダウン・バイ・ザ・ジェティ』(1975)
くそカッチョええな、こりゃ。 はじめて聴いたドクター・フィールグッドのCDは、中古で買ったシングル集だった。 その1曲目の「ロクセット」、ベースから始まるイントロにウィルコ・ジョンソン...
メジャーからマイナーまで、ロックの名曲や名盤をお薦めしたりしなかったりするブログです。旧屋号《ロックの快楽》より改称。
くそカッチョええな、こりゃ。 はじめて聴いたドクター・フィールグッドのCDは、中古で買ったシングル集だった。 その1曲目の「ロクセット」、ベースから始まるイントロにウィルコ・ジョンソン...
もしもiTunesみたいに、わたしがこれまでの人生で聴いてきた楽曲の再生回数が正確にわかるとしたら、意外にかなり上位に入っていたりするのはこのCCRではないかと思う。 初めてCCRを聴い...
「ストゥージズ」とは「バカたち」という意味である。 自分たちであえてそんな名前をつけるほどに、彼らのバカさは際立っていたのだろう。 たしかにその音楽には知性のかけらも感じられない。 ...
レナード・コーエンは1934年生まれなので、今年75歳である。2000年代に入ってからも3枚アルバムを出している。まだ現役である。 カナダ人で、1960年代は詩人・小説家として本国で知ら...
メンフィス出身のアレックス・チルトン、ミュージシャンの間では神格視する人も多いはずのこのアーティストはしかし不遇な音楽人生を送り続け、たぶん現在に至ってもまだそうである。 その彼が中心となっ...
アーニー・グレアムはアイルランド出身のシンガー・ソング・ライターで、1971年にこのアルバムを発表した。 彼が発売できたレコードは、8曲入りのこのアルバムと、その7年後に出したシングル盤のみ...
これまでこのブログで、どのアルバムを選ぶべきかで特に悩んだアーティストはローリング・ストーンズ、ニール・ヤング、レディオヘッドだった。 1枚に絞るというのが困難で、悩んだ結果選んだものが今と...
最初わたしはジャムをパンク・バンドだと認識していた。 ピストルズ、クラッシュ、そしてジャム、というのがわたしの3大ロンドン・パンクだと思っていて、いやジャムはモッズだよと言われても逆にピンと...
T.レックスを初めて聴いたのはたぶん19か20歳頃のことだったと思う。 聴いたのはこのアルバムだった。1曲目の「メタル・グルー」を聴いただけですぐに好きになった。 一度聴いただけで好きにな...
それにしても奇天烈なバンドである。『花の慶次』ではないが、ロック界に初めて登場した傾奇者(かぶきもの)みたいだ。 まず名前が変だ。 1965年という時代に、こんな奇天烈な名前では売れな...
ジョニー・サンダースは、21歳でニューヨーク・ドールズのギタリストとしてデビューして、38歳でドラッグのオーバードーズで死んだ。 冷たいかもしれないが、38歳なんてもういい大人じゃないか。 ...
ロックンロールは誕生から急速に進化を遂げ、新しい刺激を求めて3分間のポップソングの枠を超えて複雑化の一途をたどり、あるいは超人的な演奏技術を競い合い、あるいは歌詞はより文学的で高尚なものになっ...
B.U.H.1年、つまりわたしが小学校5年生の1月にTBSのザ・ベストテンが始まった。 わたしは第1回目から見ている。 ピンクレディーの「UFO」が1位で、わたしのお目当てだった沢田研二の...
数あるコンセプト・アルバムの中でも最高峰といっていい傑作だと思う。 なのにわたしはこのアルバムに込められたコンセプトとやらはよく知らない。歌詞も読んだことがない。 なにやらSFチックな感じ...
このブログはあと95回続くが、これほど悩むことは二度とないだろう。 ニール・ヤングでこのベスト100入りに値するアルバムを4枚に絞り込んだが、どれもこれも甲乙つけがたく、ここから1枚だけ選ぶ...
クラッシュは『白い暴動』かこれかでずいぶん迷った。 あ。 そうそう。 言うのを忘れてたが、1アーティスト1枚ということにしたのだ。わたしお得意のルールの追加である。 そんなわけで迷ったがや...
以前他のブログにも書き込んだことではあるが、去年わたしが新店オープン準備のために毎日通っていた尾張旭で、変わったコンビニを見つけた。 外から見る限りではなんの変哲もないサークルKだった。 ...
このアルバムが発表された77年、わたしは11歳だった。セックス・ピストルズのことなど知るわけもなく、沢田研二のほうの「勝手にしやがれ」に夢中だった。 わたしが当時最も動揺させられた出来事...