【60年代ポップスの名曲】
Dionne Warwick
I say a little prayer (1967)
Dionne Warwick
I say a little prayer (1967)
米ニュージャージー州出身のディオンヌ・ワーウィックは、いわゆるディープなソウル歌手ではなく、作詞ハル・デヴィッド&作曲バート・バカラックのコンビによる楽曲でヒットを連発し、独自のポップス路線を極めた歌手だ。
ハル・デヴィッド&バート・バカラックは、日本で例えれば阿久悠&筒美京平みたいなものか。例えが古くて申し訳ないが、わたしはその二人のファンなのだ。
天才的なメロディメーカーであるバート・バカラックの、独特のひねりのあるポップスをこれまた素晴らしい声で歌う。わたしは初めて聴いたとき、このディオンヌの声に秒殺でやられた。
そしてどっさり名曲が収録された彼女のベスト盤を繰り返し聴いたものだった。
今でもディオンヌ・ワーウィックの歌はわたしにとって、ときどき無性に食べたくなる稀少なスイーツみたいなものだ。
この曲は1967年10月にシングルリリースされた。もちろんデヴィッド&バカラックの作である。全米4位の大ヒットとなり、彼女の代表曲となった。
↓ 1968年7月にシングルリリースされたアレサ・フランクリンによるカバー。全米10位のヒットとなった。
↓ ジュリア・ロバーツとキャメロン・ディアスが共演した1997年のアメリカ映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』に使用された、ジャマイカのレゲエシンガー、ダイアナ・キングによるカバー。全米38位のヒットとなった。
(Goro)