No.314 ディオンヌ・ワーウィック/ウォーク・オン・バイ (1964)

グレイテスト・ヒッツ1962-1987
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その314
Dionne Warwick – Walk On By

ディオンヌ・ワーウィックの出世作で、全米6位まで上がる大ヒットとなった曲だ。

これも彼女のヒット曲を何曲も書いたバート・バカラック&ハル・デヴィッドのソングライターコンビによる名曲である。

ディオンヌの最大の武器はその美しくてキレのよい声だけど、このバカラック&デヴィッドの書くポップで美しい曲にピッタリだ。
フックのあるメロディやひねりのあるオリジナリティは、真のポップス職人が書いた曲だなあといつも感心してしまうのだ。

この曲にもカバー・バージョンがたくさんあるが、わたしは中でもアイザック・ヘイズが1969年に発表したアルバム『ホット・バタード・ソウル』に収録された、12分に及ぶ大曲と化したカバーが異様すぎて大好きだった。ここで選ぼうかとも思ったけれど、さすがにディオンヌを差し置いてそっちを選ぶわけにもいかない。

好事家の方は、機会があればぜひ。
普通の方にはディオンヌだけで充分。