No.421 バッファロー・スプリングフィールド/ミスター・ソウル (1967)

Again
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その421
Buffalo Springfield – Mr.Soul

バッファロー・スプリングフィールドは1966年にデビューしたロサンゼルス出身のバンドだ。
初期メンバーはスティーヴン・スティルス、ニール・ヤング、リッチ・フューレイ、ブルース・パーマー、デューイ・マーティン、後にジム・メッシーナも加わっている。

この「ミスター・ソウル」は1967年発表の傑作2ndアルバム『バッファロー・スプリングフィールド・アゲイン』の冒頭を飾る曲だ。
作詞・作曲はニール・ヤング、そしてリードヴォーカル、リード・ギターも彼自身がとっている。ギターのリフはストーンズの「サティスファクション」を意識したのだろう。
ニール・ヤングはこのバンドではメイン・ヴォーカリストではなくリード・ギターというポジションだったけれど、このバンドもビートルズ方式で、曲を書いた人が歌うというシステムだ。

カントリーからR&B、サイケデリックロックまで、メンバーたちの幅広い音楽性を武器に多彩な音楽が聴ける、いかにもこの時代を象徴するような自由や個性を尊重したイメージのバンドだが、悪く言えばメンバーがバラバラの方向を向いていたように感じられなくもない。

とくにスティーヴン・スティルスとニール・ヤングは仲が悪かったようだ。
どちらも我が道を行く性格だし、自分が主導でアルバムをプロデュースしたがり、対立していた。
へそを曲げたヤングが徐々にライヴにも来なくなり、その他のメンバーも麻薬の不法所持で捕まるなどして活動に影響を及ぼし、結局はわずか2年の活動期間を経て、解散した。

スティルスとヤングの仲違いで解散したにもかかわらず、その2年後にはクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングとして、よせばいいのにまた2人は同じグループで活動し、そして時代を代表したそのスーパーグループでもやはりスティルスとヤングが対立して、解散へとつながっていく。

さらにその5年後に今度はなんと二人でスティルス=ヤング・バンドとしてアルバムを1枚作った。
いったいなんなんだろう、この人たちは。
こういうのを”腐れ縁”と言うのだろうな。

2000年にニール・ヤングはタイトルもそのものズバリ「バッファロー・スプリングフィールド・アゲイン」という曲を発表した。

昔、ロックンロールバンドでプレイした
解散したのは飽きちゃったからだ
誰が悪いわけでも無かった

もう一度連中とプレイして、みんなを興奮させてみたい
今なら僕らは培ってきたものを聴かせられるはずだけど
僕はあの頃のようにただ楽しみのために演奏したいんだ

バッファロー・スプリングフィールドをもう一度
(written by Neil Young)

もうやめとけ、とわたしは思ったものだった。

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コメント

  1. ごろー より:

    そうです、妖精がいるジャケです
    わたしが観たニールのライヴは2001年のフジロックのみでしたが、ちょうど半分が70年代の有名曲でした。
    昨年アメリカで行われたデザート・トリップでは、オープニングが「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」、続いて「孤独の旅路」「オールド・マン」というセットリストでしたので、意外とサービス精神旺盛に昔の曲も演奏し続けているようです。

  2. フー太郎 より:

    確か妖精がいたジャケだった気が
    ソロも含めてニールは作品が多すぎて、今でも名盤といわれているアフターゴールドラッシュやハーヴェスト等の曲は今でも演奏するのでしょうか?その時その時の最新アルバムの曲ばかり演奏している印象が強い気がします。