ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ/アイ・ラヴ・ロックンロール(1981)

I Love Rock N' Roll (Remastered)

≪女子ロックの快楽≫ その1

Joan Jett & The Blackhearts – I Love Rock ‘n Roll


≪女子ロック≫というと、おじさんやおばさんたちは真っ先にこのアーティストのこの曲が浮かぶ人も多いだろう。わたしもそのひとりだ。

ザ・ランナウェイズはロック史上初めて、メンバー全員女子のバンドで成功した、ガールズ・ロックの草分け的存在だ。JAPANESE SINGLES COLLECTION

日本ではキッスやレッド・ツェッペリンと肩を並べるほどのセールスを誇り、代表曲「チェリー・ボム」はオリコン洋楽シングルチャートで1位(総合10位)まで上がる大ヒットとなった。


しかしアメリカではどうやらそこまで人気を得られなかったようで、「チェリー・ボム」は全米チャートで106位にとどまっている。

日本では、本国を上回る人気があったようだ。

どうやら日本人はガールズ・ロックが大好きらしい。

わたしもそのひとりだ。

16歳女子のヴォーカリストが下着姿で大股開きで歌うというのも人気の秘密だったのかもしれない。

わたしはそれは無い。

断じて無い。


この「アイ・ラヴ・ロックンロール」はそのランナウェイズのリーダーでギタリストだった、ジョーン・ジェットが解散後に新たなバンド、ザ・ブラックハーツ(男子3人)を従えて発表したシングルである。

ランナウェイズが解散したのは金銭的な理由と、メンバーの方向性の違いであったらしい。

ランナウェイズ (字幕版)

ジョーン・ジェットのパンク志向に対して、他のメンバーはハード・ロック志向という相違があったようだ。


この曲のオリジナルはジ・アローズという男子ロックバンドで、1975年に発表されている。

ファースト・ヒット

ローリング・ストーンズの「イッツ・オンリー・ロックンロール」に触発された書かれたということだ。


ジョーン・ジェットがソロになり、元セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズ、ポール・クックと録音した3曲のうちの1曲がこの曲だった。

そのバージョンは発表されなかったが、その2年後にザ・ブラックハーツを結成し、再録音してシングルとして発表、同名のアルバムも発表した。

このシングルはめでたく全米1位、アルバムは全米2位の大ヒットとなった。

女子ロックが「アイ・ラヴ・ロックンロール!」と歌うと、男子ロックが歌うのとはまた違うカッコ良さがある。

ラウドなギターがカッコいい。

途中のグチャッとした短いギター・ソロもいい。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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