≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その475
R.E.M. – One I love
MTV全盛の80年代に、”米国インディ界の良心”とも言われたR.E.M.の、そのインディ時代の代表曲だ。
ジョージア州出身のR.E.M.は、ド派手なスタジアム・ロック・バンドでもなければ、アンダーグラウンド・シーンのとっつきにくいオルタナバンドでもない、アメリカのルーツ・ミュージックや、ディラン、バーズから続くフォーク・ロック直系の、極めて真っ当なアメリカン・ロックを継承するバンドだった。
アメリカには各大学に独自で運営するFMラジオ局が多数存在し、自分たちの好きな音楽を流し続けるらしいのだけど、その各大学のチャートをまとめたのが”CMJ(カレッジ・ミュージック・ジャーナル)チャート”だ。
80年代当時はイギリスのバンドではザ・スミスが、アメリカのバンドではこのR.E.M.がCMJチャートで人気を博したことで、世界的なブレイクへとつながっていった。
90年代には彼らは全世界的に売れることになったが、当時のわたしはそれほど熱中したわけではなかった。
もっと極端にうるさいとか、刺激多めの激辛料理みたいなロックが好みだったので、伝統的な素材の味を生かした創作料理のようなR.E.M.は若干食い足りなかったのである。
当時はね。
でも現在も好んでよく聴く90年代のバンドはR.E.M.ぐらいのものだ。
とくにわたしはこの「ワン・アイ・ラヴ」も収録された初期のベスト盤『エポニマス』(1990)がいちばん気に入っていて、27年も聴き続けてまだ飽きないぐらい好きだが、最近は内省的でやけに暗い『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』(1992)も気に入っている。
コメント
わかりますよ
わたしも最初は、なにがいいのかわからなかったバンドだったので、そのわからなさはわかる気がします(笑)
たぶんですけど、古いフォークロックでも聴くつもりで、過大な期待をしないのが、彼らを好きになれるコツかと思います(笑)。
R.E.M.解らないのdeath(((^_^;)
“R.E.M.”
バブリーな頃から都会の有線やFMなどでヘビーに流れてたし、CD借りてカセットにダビングして、頭に刷り込もうと?したけど、、、無理でした(^-^;)。
食べ物と一緒で、苦手なのがあるのもイイんじゃないかと…”ビッグネーム”で苦手なのは、”R.E.M.”だけdeath(^o^)/
歌詞さえも読みつくして、好きになっちゃうのも、それまたツマラナイし…多分なっちゃうかな。