ザ・ローリング・ストーンズ/ダンス Pt.1(1980)

エモーショナル・レスキュー(紙ジャケット仕様)

ザ・ローリング・ストーンズ
【100グレイテスト・ソングス】#71
The Rolling Stones – Dance (Pt. 1)

1980年発表のアルバム『エモーショナル・レスキュー』のオープニング・ナンバー。

前作『女たち』はストーンズ史上最も売れたアルバムとなり、そのオープニングを飾る「ミス・ユー」はディスコ・ビートを導入してミリオン・セラー・シングルとなったが、「ストーンズまでディスコかよ」という批判もあった。

しかしそんな批判もガン無視して、またオープニングにダンスナンバー、その名も「ダンス」という開き直ったかのような態度だ。

でもストーンズにしてみたら、もともとダンス・ミュージックというのは彼らがデビューから一貫して貫いてきたR&RとR&Bの本質でもある。ストーンズはダンス・ナンバー得意なのだ。
でもオシャンティーなダンス・ミュージックではなく、いつだって、猥雑で攻撃的なダンス・ロック・ミュージックだ。

「ヘイ、キース、なにしてんだ? 立ち上がって、なにかを始めろ、被告人みたいに突っ立ってないで」などという歌詞は、前年のキースのドラッグ事件の逮捕・裁判をイジった自虐的なユーモアだ。

ちなみに「ダンス Pt.2」は『サッキング・イン・ザ・70s』というベスト盤に収録されている。「Pt.1」よりちょっと長い。

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