【映画】『8 Mile』(2002米) ★★☆☆☆

8マイル(字幕版)

【音楽映画の快楽】
8 Mile

監督:カーティス・ハンソン
主演:エミネム

タイトルの8マイルという距離は、デトロイト市の豊かな中心地と貧しい郊外、白人と黒人を分ける境界線のことらしい。

白人であるにもかかわらず、その貧しい郊外のほうで母親とトレーラーで暮らしながら工場で働き、黒人の仲間たちとつるんで遊ぶ日々を送るジミー(エミネム)の青春ドラマだ。

エミネムのサクセス・ストーリー的な音楽映画かと勝手に想像していたけど、そうではなかった。
逆境に立ち向かうエミネムの青春時代の実話をベースにして描いた、青春ドラマだ。
音楽的な要素はラップ・バトルぐらいのもので、これは英語もラップもわからないわたしには残念ながらさっぱりわからない。

全体的には、カッコいいスターを使った、カッコいい物語だ。
わたしはカッコいい物語がそんなに好きな方ではない大ダサ野郎なので、グッとくるところはなかった、残念ながら。
でも主題曲の「ルーズ・ユアセルフ」はカッコいい曲だけれども。

最後はラップ・バトルでライバルを負かして優勝したジミーが、仲間たちから「スターになれるぞ」とチヤホヤされる中、それを拒否するように工場の残業に戻って行くのはカッコいいのだけれど、これはそのまま彼は日常に戻ったと見ればいいのか、あるいは、その後彼は大スターになりました、と見ればいいのか、観る人によって分かれそうだ。
わたしはリアルな方が好みなので、日常に戻っただけと理解しているけれども、きっと若者は後者と理解するだろう。なにしろエミネムなのだから。

わたしは今でこそ、工員で一生を終える人生だってそんなに悪くないと思っているけれども、若者というものはとりあえずありふれた人生から脱出してお金持ちや有名人になることを一度は夢見るものだろう。

成功するにしろ、失敗するにしろ、一度もチャレンジしないよりはいいのかもしれない。

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