【80年代ロックの快楽】
Peter Gabriel – Games Without Frontiers
Peter Gabriel – Games Without Frontiers
初めて全英1位となった3rdアルバム『ピーター・ガブリエルⅢ』から生まれた、自身初のTOP10シングル。全英4位となった。(ちなみにジェネシス時代にはシングル・ヒットは1曲もなかった)
バック・ヴォーカルでケイト・ブッシュが、この世のものとは思えない、あの世のもののような美しい声を聴かせる。
歌詞はTVの子供向けのゲーム番組になぞらえて、戦争を起こしてきた為政者を批判する歌のようだ。
80年代の幕開けに、電子楽器の新しい響きを取り入れながら、従来のポップ・ソングよりも深みがある、プログレでもない、流行のパンクやニューウェイヴとも違う、独自のスタイルで成功への道を切り拓いた。
ここからピーター・ガフリエルの、ジェネシス時代のバカ殿様みたいな姿からは想像もできないほどの大出世が始まる。