ザ・ナック/マイ・シャローナ(1979)

ゲット・ザ・ナック

【70年代ロックの快楽】
The Knack – My Sharona

われわれの世代がちょうど洋楽に興味を持ち始めた頃に日本でも大ヒットし、当時は世界一カッコいいと思っていた神曲だった。

あわてものの評論家たちは「現代のビートルズ」などと絶賛したものの、そうはならなかった。ザ・ナックはこの1曲だけをロック史に刻み、ロック史上に燦然と輝く一発屋の神となったのだ。

その後もアメリカ映画『リアリティ・バイツ』の主題歌に使用されたり、日本ではマツダのファミリアのCMに使用され、現在では『アメトーーク』のテーマ曲として定着し、現代の若者や子供たちにもお馴染みの曲になっている。

ロックバンドなんて、たとえメジャー・デビューしたって1発も打ち上げられずに消えていくのがほとんどだ。

ザ・ナックがロック史に刻み込んだ「マイ・シャローナ」はオリジナリティに溢れ、40年後もなお聴き継がれるパワーを持った、本物の神曲だ。

話はズレるがその『アメトーーク』から、一発屋でもないのに宮迫博之が姿を消して久しい。
彼が犯罪を犯したわけでもないし、咄嗟にウソをついてしまったことは謝罪しているのに、それでも断じて許さない。
いったいいつから日本人は、こんなに冷たい、不寛容で他人に厳しい、いやらしい国民になったのだろうか。
「謝ってるのだから、許してあげなさい」、お父さんやお母さんからそう教わらなかったのだろうか?

こんな能天気なロックンロールが大流行していた、テキトーでゆるゆるで、いい加減で幸福だった昭和の時代が懐かしい。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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