【映画】『ドアーズ』(1991 米) ★★☆☆☆

ドアーズ [Blu-ray]

【音楽映画の快楽】#7
The Doors

監督:オリヴァー・ストーン
主演:ヴァル・キルマー、メグ・ライアン

この映画の良いところは、主演のヴァル・キルマーがジム・モリソンにそっくりだということ、そしてちゃんとドアーズの音楽が使用されてるというこの2点だ。

悪いところは、どこまでホントなのか全然わからないこと。

ジムが恋人をクローゼットに閉じ込めて火を放ったり、フェラされながらレコーディングしたり、ステージに全裸の観客が押し寄せたり。
案の定、映画を見た元メンバーたちは「ジムはあんなおかしなやつじゃなかった」と否定的だ。

実話を描いているにもかかわらずどこまでホントか、どこからがフィクションなのかよくわからない。だからすべてがウソのようにも思えてしまう。

彼らには音楽や歌詞を創造し没頭している姿もあったはずだけれど、この映画で描かれているジム・モリソンは、ただただ酒と女とドラッグに溺れた不誠実なボンクラという薄っぺらな人物像にしか見えないし、他のメンバーはそれに振り回されて困惑しているだけの存在にしか見えない。

この映画はジム・モリソンおよびドアーズをディスってる映画なのか? と思えてしまう。

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