No.123 ロイ・オービソン/おお、プリティ・ウーマン (1965)

Oh Pretty Woman [12 inch Analog]
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その123
Roy Orbison – Oh, Pretty Woman

ブルース・スプリングスティーンの「涙のサンダーロード」に、

ラジオからロイ・オービソンの
孤独な者たちに向けた歌が流れてくる

(written by Brues Springsteen)

という歌詞がある。
これだけでわたしはグッときてしまう。
若きスプリングスティーンにとっても、ロイ・オービソンは孤独を癒してくれるヒーローだったのだ。

わたしはロイ・オービソンの声がものすごく好きだ。
昔は≪ヴェルヴェット・ボイス≫なんて呼ばれたらしい。
ロックの神様がたったひとりだけに与えた特別な声だ。

ロイ・オービソンの作品群は、メロディアスで美しい曲、最高のポップセンスをもった曲、そして一筋縄ではいかないひねりのある曲など、個性的な名曲の宝庫だ。

この「おお、プリティ・ウーマン」も、キャッチーなつかみから始まるものの、その後どうなるのか、サビでマイナーに変わって驚かせ、さてどう戻るのか、少し焦らしてみたり、ハラハラドキドキの連続である。
もうほとんど前衛といってもいいような非常に過激で変わった曲なのに、全体としては最高のポップソングに仕上げてしまうあたりが凄い。
パフォーマーとしても、ソングライターとしても、天才としか言いようがない。

また、彼のこの時代の曲はナッシュヴィルで録音されているらしく、バックの演奏もまた良い。

何度聴いても飽きない、最高の曲だ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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