ザ・ローリング・ストーンズ/アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(1965)

December S Children

ザ・ローリング・ストーンズ
【100グレイテスト・ソングス】#50
 The Rolling Stones – As Tears Go By

元々は当時17歳の美貌の女子、マリアンヌ・フェイスフルのデビュー曲として、ジャガー&リチャーズが書いた曲だった。
1964年7月にマリアンヌ版が発売され、全英9位のヒットとなり、その翌年にストーンズがセルフカバーとしてシングルで発表し、全米6位の大ヒットとなった。

ストーンズ版のほうはキースのアコギと弦楽四重奏のみの伴奏だ。
ちょうど4カ月前に発売されたビートルズのシングル「イエスタデイ」と似たアレンジのため、「模倣だ」とも言われたそうだが、誰が先で誰がマネしたとか、そんなことはどうでもいい。そうやってロックの引き出しがひとつずつ増えていくだけのことだ。音楽というものは人類が代々一丸となって創り続けている、地球でいちばんの特産品だとわたしは思っている。

マリアンヌのバージョンはヘタウマというかヘタヘタみたいなのが魅力のロリータ系ヴォーカルだ。ガールズ・ポップ好きのわたしは、もちろん大好物である。

マリアンヌは17歳でデビューしたときすでに結婚していたが、その後離婚して、ミック・ジャガーの恋人となる。歌を書く男子とそれを歌う女子というのは、古今東西だいたいそういうことになるようだ。

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