No.429 ヴァン・モリソン/アストラル・ウィークス (1968)

Astral Weeks
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その429
Van Morrison – Astral Weeks

最近になってようやく、ヴァン・モリソンがロック史上の最重要アーティストのひとりだと気づいたわたしは、遅ればせながらヴァンにハマりまくっている。

この曲は、彼の2ndソロアルバム『アストラル・ウィークス』のタイトル曲だ。

一度聴いただけではこの曲もこのアルバムも、よく理解できなかった。
しかし繰り返し聴くうちに、その異様さ、美しさ、激しさ、奥深さは、まるで宇宙の深淵を覗くような気分になってくる。

ヴァン・モリソンの名曲は数多く、もっとわかりやすいものではすでにこの≪500≫に選んだ3曲以外もまだ「イントゥ・ザ・ミスティック」「キャラヴァン」「ブラウン・アイド・ガール」「テュペロ・ハニー」など選ばれるべき曲はいくらでもある。

しかし今回は、正直かなりとっきにくいし、聴きにくいし、難解ではあるけれども、この天才がたったの23歳で創造した革新的な音楽、そして彼のキャリアの原点でもあるこの「アストラル・ウィークス」を選ぶことにした。

ふつうのポップソングのようなヴァースとコーラスの繰り返しも無いし、口づさめるような歌メロもない、まるでインストのような印象の曲だけど、後半に向かうにつれ淡い光のように射すストリングスが、静かに躍るように盛り上がりを見せる。
ジャズの要素もあれば、フォーク・ロック、R&B、カントリーなど様々な要素もあるけれど、決してそのどれにも当てはまらない、ロック史上にも滅多に見られないほど、真の意味で革新的で、衝撃的な音楽だ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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