【映画】『バックビート』(1994 英) ★★★★☆

バックビート [DVD]

【音楽映画の快楽】
Backbeat

監督:イアン・ソフトリー
主演:スティーヴン・ドーフ

また、女か。

ビートルズがレコード・デビューする以前の5人編成だった頃の実話で、ベーシストだったスチュアート・サトクリフを主人公にした映画だ。

スチュアートがビートルズを脱退したのは結局、魔性の女みたいな写真家にうつつを抜かしてしまったというのがこの映画では真相のようで、もう音楽映画では見飽きたような展開だけれど、実話なのだから仕方がない。

こうなると、この映画では一切触れられていない、ドラマーのピート・ベストもなぜデビュー直前で解雇されたのか、という映画も見てみたくなる。
こっちはこっちで、相当メンバー間の葛藤もあり、揉めたらしいからだ。

ビートルズのメンバーもよく似せているし、演奏シーンが多いのと、その演奏がなかなかカッコイイので楽しめる。
音楽監督はドン・ウォズ、演奏しているのは当時の米オルタナ・ロックのスーパーグループみたいなメンバーだ。

デイヴ・パーナー(ソウル・アサイラム)、ボーカル
サーストン・ムーア(ソニック・ユース)、ギター
ドン・フレミング(ガムボール)、ギター
マイク・ミルズ(R.E.M.)、ベース
デイヴ・グロール(ニルヴァーナ)、ドラム

デイヴの、いつもながら親の仇みたいに叩くドラムは最高だな。

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