【映画】『ブルースの女王』(2015 米) ★★★☆☆

ブルースの女王 (字幕版)

【音楽映画の快楽】
Bessie

監督:ディー・リース
主演:クイーン・ラティファ

米テネシー州の出身で、1920~30年代に活躍したブルース歌手、ベッシー・スミスの半生を描いた実話作品(TV映画)。

母親に捨てられた幼少時代や姉との確執など私生活のエピソードから、「ブルースの母」と呼ばれた名歌手マ・レイニーに弟子入りして歌手になった経緯、その後の師を超えるほどの成功、そして栄光の裏での放埓な生活などが描かれる。

音楽映画にはめずらしくR-15指定になっていたのでなんだろうと思っていたら、ベッドシーンや、まさかのクイーン・ラティファの全裸シーンなどもある。

ベッシー・スミスは両刀使いだったようで、性的にもかなり自由で放埓な生活を送っていたらしい。夫、浮気相手の男、肉体関係専用の女などを引き連れてツアーを回り、「女帝」と呼ばれた。

主演は自身もR&B歌手であるクイーン・ラティファ。
これまでもいろいろな映画に出演しているが、ビリー・ホリデイやジャニス・ジョプリンも憧れた、究極の伝説的歌手ベッシー・スミスを演じるのはきっと死ぬほど気合が入ったに違いない。ものすごく気持ちよさそうに、ベッシーなりきっているのが伝わってくる、大熱演だ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする