レイ・チャールズ【名曲ベストテン】Ray Charles Greatest 10 Songs

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米ジョージア州出身のレイ・チャールズは1949年、19歳のときにバンド《マキシム・トリオ》としてレコード・デビューして地元で人気を博し、アトランティック・レコードに移籍してソロ・デビュー後、1953年のシングル「メス・アラウンド」でブレイクする。

レイ・チャールズの音楽伝記映画『レイ/Ray』によれば、アマチュア・バンド時代に様々なクラブに出演するうち、その店ごとの客層やニーズに合わせて、ゴスペルやブルース、ジャズやカントリーなど、様々なジャンルの音楽を演奏した。
それが彼の音楽の土台となり、やがて独創的な名曲の数々を生んだ。

黒人のルーツ・ミュージックだけでなく、白人のカントリー・ミュージックやオーケストラの伴奏を導入するなど、彼の幅広い音楽性は、ちょっと他に比べられる人がいないほどだ。

それだけでも彼の音楽を探求していくことは楽しいものだけれども、さらにわたしは彼の声が大好きだ。

彼の声とその表現力は、やんちゃでユーモラスなときもあれば、シリアスでクールなときもあり、そして悟りきった賢人のような深みも見せる。
どんな単純なメロディでも、彼が歌えば一気に名曲の深みが生まれる、稀有のヴォーカリストだ。

以下は、わたくしゴローが選ぶ、レイ・チャールズの至極の名曲ベストテンです。

第10位 メス・アラウンド(1953)
Mess Around

songwriters : Ahmet Ertegün

ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー

アトランティックと契約してレコーディングを始めたものの、「今の君はナット・キング・コール」のモノマネに過ぎない。もっと新しいものを」と求められて録音したのがこの曲。
R&Bチャート3位となる、レイ・チャールズ初めてのヒット・シングルとなった。

これを書いたアーメット・アーティガンはソングライターでもあり、アトランティック・レコードの創設者でもある。

1955年のロックンロール誕生より2年早く生まれていた、もうほとんどロックンロールである。

第9位 ザッツ・イナフ(1959)
That’s Enough

songwriter : Ray Charles

What'd I Say (180g) [12 inch Analog]

1959年の大ヒット・アルバム『ホワッド・アイ・セイ』のラストを飾るナンバーで、アルバムからの1stシングルとなった曲。

カツンとくるレイのヴォーカルがカッコいい、ゴスペル・スタイルの印象的なナンバーだ。
そんな時代ではないけれど、なんだか70年代のレイドバック風の曲調がわたしは好きだ。

第8位 ホワッド・アイ・セイ(1959)
What’d I Say

songwriter : Ray Charles

What'd I Say (180g) [12 inch Analog]

レイにとって初のトップ10入りとなる、全米6位の大ヒットとなった代表曲だ。

4時間という長丁場のある公演で、当時の持ち歌を歌いきってもまだ時間が余り、即興で作りながら披露したのがこの曲だという逸話が残されている。

会場では大盛り上りとなったため、すぐにレコード化することになったが、ライブでの雰囲気をできるだけ伝えようと、7分という長さの曲をシングルのA・B面に前半と後半を分けて収録することとなった。

動画は映画『レイ/Ray』で再現された、「ホワッド・アイ・セイ」が誕生した瞬間のシーンだ。

第7位 セヴン・スパニッシュ・エンジェルズ(1984)
Seven Spanish Angels

songwriters : Troy Seals, Eddie Setser

Friendship

1984年のアルバム『フレンドシップ』収録曲。

アウトロー・カントリーのレジェンド、ウィリー・ネルソンとのデュエットとなるこの美しい曲は、全米カントリー・チャートで1位を記録する大ヒットとなった。

第6位 アイヴ・ガット・ア・ウーマン(1954)
I’ve Got A Woman

songwriters : Ray Charles, Renald Richard

ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー

初期のヒット曲で、R&Bチャートで初の1位に輝いた。

この曲がソウル・ミュージックの源流となったと言えるかもしれない。

音数の少ないクールなアレンジがまた渋くてカッコイイ。中間のサックスのソロも印象的。

第5位 ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー(1956)
Hallelujah, I Love Her So

songwriter : Ray Charles

Hallelujah I Love Her So

清々しい気持ちになるような明るい曲だ。

ジャズ風のアレンジだけれど、カントリーの要素もあり、R&Bのようでもある。

思えば、レイ・チャールズこそミクスチャー・ロックの元祖なのかもしれないな。

第4位 アンチェイン・マイ・ハート(1962)
Unchain My Heart

songwriters : Robert Sharp, Jr., Teddy Powell

Unchain My Heart

「おまえはおれを昼も夜も悩ませる、おれの好きにさせてくれ、おれの心の鎖を解いて、自由にしてくれ!」と歌う歌。

全米9位の大ヒットとなった。

第3位 旅立てジャック(1961)
Hit The Road Jack

songwriters : Percy Mayfield

Hit the Road Jack [12 inch Analog]

「我が心のジョージア」に続いて2曲目の全米1位を獲得した大ヒット曲。

甲斐性なしの男に愛想を尽かし「出て行け!」とブチ切れる女と、日頃は女にかまわず遊びまくってるくせに立場が悪くなると許しを乞うろくでなし男の掛け合いがユーモラスな曲だ。

当時のコーラスガールのひとりが、実際にレイに弄ばれ、捨てられたばかりで、怒り狂いながら、思いぶつけるように歌っていたそうだ。

コーラスガールらしからぬ不穏な雰囲気のコーラスと、タジタジのレイのヴォーカルがまた良い味を出している。

第2位 愛さずにはいられない(1962)
I Can’t Stop Loving You

songwriters : Don Gibson

Modern Sounds In Country And Western Music, Vol. 1 [Analog]

カントリー・シンガー、ドン・ギブソンの名曲のカバー。3曲目の全米1位となった大ヒット曲。

シンプルなメロディでも、レイ・チャールズの声で歌われると、ものすごく深みのある名曲になってしまう。

それが、唯一無比の天才と呼ばれる所以なのだろうな。

第1位 我が心のジョージア(1960)
Georgia On My Mind

songwriters : Stuart Gorrell, Hoagy Carmichael

我が心のジョージア

歌詞の「ジョージア」は、故郷でもあり、愛する女性の名前でもあるというダブル・ミーニングで書かれている。

ジョージア州出身のレイ・チャールズの、故郷への深い想いが伝わってくるような、優しく力強い名唱が素晴らしい。レイにとって初めての全米1位となった代表曲だ。

現在はジョージア州の州歌にもなっている。

レイ・チャールズの入門盤なら、このアルバムがおすすめ。

選んだ10曲がぶっ続けで聴けるまとめ動画集をYoutubeで作成しました。

↓まとめ動画集

また、apple musicのプレイリストとしても作成済みです。

apple musicをご利用の方はこちらのリンクからプレイリストにジャンプできます。

レイ・チャールズ【名曲ベストテン】Ray Charles Greatest 10 Songs (goromusic.com)

ぜひお楽しみください。

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