ラッシュ(LUSH)/スウィートネス・アンド・ライト(1990)

Sweetness And Light

【女子ロックの快楽】
Lush – Sweetness and Light

そしてこのラッシュも、カナダのプログレ・バンドのRUSHではなくて、女子2名・男子2名のイギリスのバンド、LUSHだ。

毎回ラッシュのことを言うたびに「RじゃなくてLのほうの」と言わなければならないのも面倒なものだ。

当時は、そのうちプログレなんて絶滅するから「ラッシュ」と言えばLUSHのことだとみんなに通じる時代が来るに違いないと思っていたが、あいにくならなかった。残念極まりない。

この曲はエマ・アンダーソン作の2ndシングルで、米オルタナ・チャートで4位まで上がるヒットとなり、アメリカでも注目を浴びることとなった、ラッシュの出世作だ。

透明度の高いファルセット・ヴォイスと、煌めくように軽やかに響き渡るギターが交じり合っい、ダンス・ビートに乗って明滅するともう体が動き出さずにはいられない、90年代の懐かしい香り漂う桃源郷だ。

シューゲイザー一派の中でも、独特の世界観を醸し出した、ラッシュのスタイルが確立された初期の代表曲だ。

大音量で聴きながら浸っていると実に気持ちが良かった。

ちなみに、派手女が好きだったわたしは、赤い髪のミキちゃん派だった。

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