キッス/ブラック・ダイヤモンド(1974)

地獄からの使者~キッス・ファースト(SHM-CD)

【70年代ロックの快楽】
Kiss – Black Diamond

1stアルバム『地獄からの使者(Kiss)』のラストに収録された曲で、ポール・スタンレーが書き、導入部分をポール、本編をドラマーのピーター・クリスが歌っている。
歴代のキッスのドラマーは必ずライヴで歌ったそうで、ライヴ終盤の見せ場のひとつだ。

直近の最新ライヴ(2020年12月31日)のセットリストでも、ライヴ本編のラスト・ナンバーとして披露されている(「デトロイト・ロック・シティ」の項参照)。

CDで聴いていると、エンディングが無駄に長い気がずっとしていたのだけど、今回初めて映像を見て納得。こういう演出があったのね。

アルバム・ジャケットは『ウィズ・ザ・ビートルズ』のパロディのつもりだったようだ(笑)
メイクも後年のものよりまだ粗くて、若干ダサかわいい。
それでもこのジャケット、当時は衝撃的だったのだろうなあ。

余談だが、その見た目と、KISSというロマンチックな名前には妙にギャップがあるけれども、バンド名を決めるときにジーン・シモンズが「F×ck」という名前を提案したが(バカなのか)、ポールが激怒し(そりゃそうだ)、だいぶやわらげて、KISSに落ち着いたのだと言う。

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