≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その234
Otis Redding – (Sittin’ On) The Dock Of The Bay
寂しげで、疲れ切ったように、呟くようなヴォーカルで歌われるこの穏やかな名曲は、それまでのオーティスのイメージと少しだけ違い、それまでのソウルミュージックの印象と大きく違う。
派手なシャウトも無ければ、強いベースやダンスビートも無く、フォークやロックなどの要素も取り入れて、心を揺さぶるような歌詞をよりリアルに伝える歌になっている。
オーティスの新しい音楽への一歩と同時に、ソウルミュージックの新たな扉を開くような画期的な名曲だ。
この曲はオーティスとプロデューサーのスティーヴ・クロッパーによって書かれ、1967年の12月にメンフィスで録音された。
しかしこの曲をレコーディングした3日後、オーティスとスタッフが乗った自家用飛行機が湖に墜落し、パイロットを含む全員が還らぬ人となった。
翌月、この曲はシングルとして発売され、全米1位の大ヒットとなった。
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