No.408 ロイ・オービソン/エヴァーグリーン (1962)

Oh Pretty Woman [12 inch Analog]
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その408
Roy Orbison – Evergreen

この曲もまたビートルズ登場前夜、1962年の夏を舞台にした映画『アメリカン・グラフィティ』のちょうどあの時代に誕生した曲だ。

1962年にシングルとして発売されたが、チャートには入らなかった。
なのでこの曲はベスト盤などにもあまり入っていない。隠れた名曲といったほうがいいのかもしれない。

「Evergreen」とは、「常緑」「不朽」という意味で、音楽では、永遠に色褪せない名曲、という意味に使われる。
まさにその名にふさわしい名曲だ。

わたしがこの曲を知ったのもまた、ニール・ヤングのおかげである。
彼の自伝にこの曲の記述が出てきて、どんな曲だろうと興味がわいて聴いてみたのだった。

ピアノの美しいアルペジオにのせたバラードをロイ・オービソンがあの声で思い入れたっぷりに歌うと、一度聴いただけでグッと胸をつかまれた。
聴くたびに涙が出そうになる。

人の営みに永久不変のものなんてなにひとつない。それだから人の世はいつも哀しみの影に覆われているのかもしれない。
せめて音楽ぐらいは不朽であってくれれば、心の安らぎになるものだ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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