No.485 エミネム/ルーズ・ユア・セルフ (2002)

8マイル~オリジナル・サウンドトラック

≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その485

わたしはヒップホップがあまりよくわからないので、この≪500≫でもこれが唯一の選曲となりそうだ。

この曲は彼自身が主演した2002年の米映画『8 Mile』の主題曲だ。
彼にとって初めて全米1位となったシングルであり、世界中で大ヒットした。現在でも彼の代表曲と言えばこの曲だろう。
日本でも、こんなにエミネムファンがいたのかと驚いたぐらい、映画も大ヒットした。

正直わたしは当時、仕事の一環として観ただけだったのだけど、この主題曲には驚かされた。
一聴して、あれ? 歌ってるのか? と思ったほど、ラップというにはやけに歌っぽいのだけど、べつにメロディがついているわけではなくて、その単語がもともと持ってる抑揚と、徹底して韻を踏むリリックで、リズムやメロディが自然に生まれて、まるで歌ってるように聴こえるのだ。

もの凄い技術だなと感心した。
ヒップホップではあるけれど、ロック的でもある、カッコいいナンバーだ。
だからこんなに人気があるのか、と納得したものだった。

動画は一応日本語訳がついているものを選んだけれど、それよりも彼のラップがいかに音楽的であるかに耳を澄ましてほしいと思う。

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