【90年代ロックの快楽】
Suede – Electricity
Suede – Electricity
スウェードの4枚目のアルバム『ヘッド・ミュージック(Head Music)は1990年代最後の年にリリースされた。
前作から3年が経過していたが、前作の高評価からの期待もありこのアルバムも全英1位となった。
しかし内容についてはエレクトリックやダンス・ミユージックの要素の濃いサウンド・スタイルが賛否両論を巻き起こした。
この曲はそんなアルバムの音楽性を象徴するようなオープニング・トラックで、全英5位のヒット・シングルになった。
重量感のあるグルーヴィーなリフの周りを、稲光のように明滅するギターがビリビリと暴れ回る、近来的な乾いたサウンドがカッコいい。