No.192 スウェード/ザ・ドラウナーズ (1992)

Suede: Deluxe Edition

≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その192
Suede – The Drowners

スウェードはロンドン出身で、1992年にこのシングルでインディーズからデビューした。

当時わたしはイギリスもアメリカもインディーズのロック(後にオルタナティヴロックと呼ばれる)が面白くて、クロスビート誌やカレッジチャートなんかをチェックしながらそんなのばっかりを聴いていたのだけど、このスウェードの登場は、インディーズらしからぬ、妙に完成したヤツらが出てきたなあと感心したものだった。
インディーズチャートでは久々の大ヒット曲でもあった。

わたしは、スウェードは遅れてきたグラムロックだと思った。
たぶんデヴィッド・ボウイの影響が大きいのだろうけど、T.レックスのような大胆でポップなわかりやすさと、ザ・スミスのような耽美的でアブない社会不適合者の匂い、そしてB級グラムバンドのインチキ臭さなんかもちゃんと備えていた。

サウンド的には初代のギタリスト、バーナード・バトラーの存在が大きかったと思う。
彼のギターがなかったらわたしは好きにならなかったかもしれない。

だれか僕に銃をくれ、兄さんを殺るんだ
兄は僕に電流が走るような快感を教えた
これでも愛を信じるかい?と囁きながら

恋人たちが裏切りあっているあいだに
僕たちはヒットソングを聴きながらキスを繰り返し
快感に溺れていく

ゆっくり、もっとゆっくりして
僕は凌辱され、深みに嵌まり、支配される
written by Brett Anderson, Bernard Butler)

近親相カマというなかなか刺激的な内容で、面白いと思う人もいるだろうし、キモいと思う人もいるだろう。
この世にはいろいろな人がいるのだ。