アレサ・フランクリン/ジャンピン・ジャック・フラッシュ(1986)

Jumpin' Jack Flash (Street Mix)

【カバーの快楽】
Aretha Franklin – Jumpin’ Jack Flash

1986年公開のスパイ・コメディ映画『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』の主題歌として使用された、ローリング・ストーンズの代表曲のカバーだ。

プロデュースもストーンズのギタリスト、キース・リチャーズが手掛けており、PVにもロン・ウッドと共に出演している。言わずと知れた〈ソウルの女王〉アレサ・フランクリンと〈世界最強のロックンロール・バンド〉ローリング・ストーンズのメンバーの共演は、ストーンズにあまり良い話題がない時期だったこともあり、ずいぶん注目されたものだ。

あくまでロック・サウンドでありながら、R&B風の横乗りグルーヴ風なのはやはりアレサ・フランクリンがグルーヴを作り出し、リズム隊がそれに応えているという感じがする。良い出来栄えのカバーだ。

PVには映画に主演している若きウーピー・ゴールドバーグも出演していて、今見ると豪華な顔ぶれが揃ったものだが、それにしてもウーピーよりもアレサよりも、ミスター・キース・リチャーズがいちばん多く映ってるような気がしないでもない。それにしても楽しそうな現場だ。

ちなみにアレサ・フランクリンはピアノを弾きながら歌っているが、真偽のほどは知らないけれども、彼女のピアノの腕前はレイ・チャールズ並みだとなにかで読んだ覚えがある。

↓ ザ・ローリング・ストーンズのオリジナルで、『ロックンロール・サーカス』でのライヴ・シーンより。

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