はじめてのカーティス・メイフィールド【必聴名曲5選】5 CURTIS MAYFIELD Songs to Listen to First

Keep On Keeping On: Curtis Mayfield Studio Albums 1970-1974

米シカゴに生まれ、教会でゴスペルを歌って育ったカーティス・メイフィールドは、1958年にコーラス・グループ、ジ・インプレッションズのメンバーとしてデビューする。

そのインプレッションズで彼が書いてヒットした曲が、当時の公民権運動を背景にしたゴスペル・ソウルの名曲「ピープル・ゲット・レディ」だった。

1970年にインプレッションズ脱退後はソロで活動し、5年ほどのあいだに8枚ものアルバムをリリースし、独創的な音楽を量産し、当時はマーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダーと並び、〈ニュー・ソウル〉の代表格として評価された。

わたしは30代の頃にロックから離れてソウル・R&Bばかり聴いていた時期があったが、このカーティス・メイフィールドはそのときにかなりハマったアーティストだった。

その真摯で誠実な孤高の音楽は、ときには攻撃的だったり、ときには不穏な表情や疑い深い表情も見せるけれども、根底には人類愛を確信しているような、優しく美しいメロディと情感が通奏しているような印象だった。
彼の音楽やそのアティテュードは、ボブ・マーリィやプリンスにも影響を与えたと思われる。

わたしも一聴して好きになったぐらいで、カーティス・メイフィールドはロック好きにも相性がいいと思う。
R&Bとファンクの中間ぐらいの独創的なサウンドは、そのビート感やアグレッシヴなアレンジも含めて、ロック好きが魅かれる〈カッコ良さ〉に溢れている。

以下はわたしがお薦めする、最初に聴くべきカーティス・メイフィールドの至極の名曲5選です。

ピープル・ゲット・レディ(1965)
People Get Ready

インプレッションズ時代のゴスペル・ソウルの代表曲で、カーティス・メイフィールドが書き、リード・ヴォーカルも彼が取っている。
1960年代の公民権運動(人種差別に反対する運動)を背景に書かれたこの感動的な名曲は、その後ゴスペルの名曲として実際の教会でも歌われるようになったという。

「ピープル・ゲット・レディ」の過去記事はこちら

イフ・ゼアズ・ア・ヘル・ビロウ・ウィア・オール・ゴナ・ゴー(1970)
(Don’t Worry) If There’s a Hell Below, We’re All Going to Go

ソロ第1作目のアルバム『カーティス(Curtis)』のオープニングを飾る曲。全米29位のヒットとなった。
わたしはこの1曲を聴いた瞬間からカーティス・メイフィールドにハマったのだった。カッコ良さだけでなく、不穏な空気と本気の覚悟のようなものを感じる。強烈なインパクトだった。

ムーヴ・オン・アップ(1970)
Move On Up

1st『カーティス』からのシングルで、イギリスでは12位と最大のヒットなった。
後にザ・ジャムなどがカバーしたり、映画に使われたりもして、たぶんカーティス・メイフィールドの曲では最も広く知られている曲だろう。
日本でも日テレのナインティナインの番組『ナイナイサイズ』で使用されていた。
あと、さっきたまたま点けっぱなしにしてたテレビからイントロが流れてきてびっくりしたけれども、なんの番組かと思ったら『ビートたけしのTVタックル』だった。

「ムーヴ・オン・アップ」の過去記事はこちら

スーパーフライ(1972)
Superfly

1972年のブラック・ムービー『スーパーフライ』のサウンドトラックとして制作されながら多くのヒット曲を生み、カーティス・メイフィールドの代表作となった名盤、私見では史上最高のサウンドトラック『スーパーフライ(Super Fly)』のタイトル曲。全米8位のヒットとなった。

フレディーズ・デッド(1972)
Freddie’s Dead

この曲も『スーパーフライ』からカットされたシングルで、全米4位と、彼にとって最高位のヒット曲となった。
アルバム全体を通じて素晴らしいアレンジとタイトな演奏が悶絶するぐらいカッコいいが、この曲もまたストリングスのアレンジが格別な名曲だ。

入門用にカーティス・メイフィールドのアルバムを最初に聴くなら、『ベリー・ベスト・オブ・カーティス・メイフィールド』がお薦め。ここで選んだ5曲はもちろん、最初に聴くべき代表曲はすべて網羅されています。

選んだ5曲を続けて聴けるYouTubeプレイリストを作成しましたので、ご利用ください。

♪プレイリスト⇒はじめてのカーティス・メイフィールド【必聴名曲5選】はこちら

また、apple musicのプレイリストとしても作成済みです。
apple musicをご利用の方はこちらのリンクからプレイリストにジャンプできます。

はじめてのカーティス・メイフィールド【必聴名曲5選】5 CURTIS MAYFIELD Songs to Listen to First (goromusic.com)

ぜひお楽しみください。

(by goro)