![フロム・ザ・ヴォルト:ノー・セキュリティ - サンノゼ 1999(生産限定盤)(Bluray+2CD付)[Blu-ray]](https://i0.wp.com/m.media-amazon.com/images/I/51PwbbXkugL._SL500_.jpg?resize=306%2C306&ssl=1)
『ノー・セキュリティ サンノゼ ‘99』(2018)
“No Security. San Jose ’99” (2018)
The Rolling Stones
The Rolling Stones
1999年に行われた〈ノー・セキュリティ・ツアー〉は、公演の大半がスタジアムではなく、より小規模な会場（と言っても1万人規模ではあるが）で、過度な演出や装飾も排して行われたツアーだった。
本作はツアーの最終日、米カリフォルニアのサンノゼでの2夜連続公演から収録されている。シリコンバレーの中心地に発展したサンノゼでの公演はストーンズにとって34年ぶりだった。会場の小ささ、ファンとの親密さを活かして、ミックが観客のカメラに向かってポーズを取る場面などもあり、MCで「俺たちは楽しむためにここにやって来た」と語ってもいる。
そんな観客との距離の近さも考慮に入れてのことなのか、派手な定番曲ばかりでなく、近年のライヴではめずらしい曲も選曲されている。
- Jumpin’ Jack Flash
- Bitch
- You Got Me Rocking
- Respectable
- Honky Tonk Women
- I Got The Blues
- Saint Of Me
- Some Girls
- Paint It Black
- You Got The Silver
- Before They Make Me Run
- Out Of Control
- Route 66
- Get Off Of My Cloud
- Midnight Rambler
- Tumbling Dice
- It’s Only Rock ‘N Roll (But I Like It)
- Start Me Up
- Brown Sugar
- Sympathy For The Devil
めずらしい「アイ・ガット・ザ・ブルース」やキースのアコギのスライド演奏がグッとくる「ユー・ガット・ザ・シルヴァー」も嬉しいし、もしかしてライヴで演奏したの初めてじゃないかと思われる「サム・ガールズ」が意外にもカッコいい。「ルート66」は往年のスピード感はなくても熟成の渋味が増していて、これもまた良しだ。
（Goro）