No.152 ピンク・フロイド/マネー (1973)

Dark Side of the Moon
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その152
Pink Floyd  Money

ピンク・フロイドの曲をアルバムから1曲だけ抜き出しても、映画のワンシーンだけを「ここがいいから見て!」と見せられるようなもので、初めて聴く人にはピンとこないのかもしれない。
この曲はアルバム『狂気』の中のハイライトシーンみたいなものだ。

わたしはプログレッシヴ・ロックというジャンルには不案内で、気になっていろいろ聴いてみたりもするのだが、そのほとんどは道に迷ったような気しかしない。
だけどピンク・フロイドだけは好きだ。ほとんどのアルバムを聴いた。

実験的で一風変わった音楽でありながらメロディアスだし、ユーモアもあるし、熱く血が通った音がするし、調子に乗ってややこしいことばっかりに走り過ぎない節度をわきまえていると思う。
前衛音楽ではなくて、ロックをやろうとしている。

この曲ではとくに後半のデヴィッド・ギルモアによるギターソロがシビれるなぁ。

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