No.181 U2/アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー (1987)

The Joshua Tree
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その181
U2 – I Still Haven’t Found What I’m Looking For

1987年発表の5枚目のアルバム『ヨシュア・トゥリー』に収められた曲だ。
このアルバムは重厚かつ斬新なアルバムだった。
このアルバムはめちゃくちゃ売れて、全米チャート9週連続1位という快挙を遂げた。

あまりに売れて、MTVでもヘビロテになっていたので、当時21歳だがなぜか現代文明に疎くて古臭い音楽ばかり聴いていたわたしの耳にも入ってきた。
しかし残念ながらこのアルバムの最初の印象は、真面目で固くて重厚で難しい書物みたいで、当時の遊びたい盛りのクルクルパーみたいなわたしにはよくわからなかった。
でもこの曲だけは気に入っていた。

わたしは当時は貧乏だったし、CDなんて超高価なものだったので、買ったCDはわかるまで聴く主義を貫いて、何度も繰り返し聴いた。
おかげでこのアルバムもそのうち好きになった。今ではU2のアルバムで一番好きかもしれない。

あらためて聴いても良い曲ばかりだし、ボノのヴォーカルもエッジのギターもアダムのベースもラリーのドラムも素晴らしい。めちゃめちゃ良い組み合わせの4人だなあと今さらながら思ってしまった。
動画はパリでのライヴだけど、ボノを始め、レコードのクオリティで再現してみせる演奏力も凄いなと感心する。

デビューから37年、ずっと世界中で売れ続けてるだけでも驚異的だが、この4人は解散はおろかメンバーチェンジすら一度もしていない。
だれも死んでないし、ドラッグで捕まるようなアホもいない。それどころかソロ・アルバムすら誰も出さない。
いったいなんだろう。ものすごく仲がいいのだろうか。

こんなバンドはなかなかないだろう。奇跡のロックバンドだ。

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