No.184 ニール・ヤング/ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド (1989)

フリーダム
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その184
Neil Young – Rockin’ in The Free World

もしもロック好きの若者が「ニール・ヤングってよく知らないけど、良いんですか?」なんて訊いてきたら、黙ってこの曲を聴かせれば全戦全勝だと信じている。

ロック好きならこの曲を聴いてなにも感じないなんてことはありえないだろう。

わたしにとっては80年代最高のロックンロールであり、ニール・ヤングの最高傑作のひとつだ。

街はあらゆる人種であふれている
足を引きずるように歩く人、道端で眠る人
道の先には警告の標識があり
多くの人はこう叫ぶ
いっそ死んだほうがましだ、と

赤ん坊を抱いて夜をさまよう女の子
ゴミ箱の横に赤ん坊を置き去りにして注射を射ちに行く
彼女はなすすべもない自分の人生を憎む
その子供もまた、学校には行かないだろう
決して恋をすることもなく、クールになることもないだろう
(written by Neil Young)

アメリカの影の部分も真っ直ぐ見つめ、やりきれない哀しみや怒りに駆られながらも、ロックンロールに象徴される光と希望だけは決して失わない強い意志のようなものが漲る、魂が震えるようなナンバーだ。

ニールのいつになく激しく、アツいヴォーカルも最高だ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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