≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その284
Nirvana – Lithium
ニルヴァーナの曲の中ではこれがいちばん好きかもしれない。
この曲には、カッコ良さだけではない、カッコ悪さとユーモアとせつなさと心強さを感じる。
わたしはそういう歌が好きなのだ。
ニルヴァーナの歌はたいていそうだけど、歌詞にはほとんど意味がなく、この曲もドラッグソングではあるけれど、たいして意味はない。
それでもこのメロディのせいかもしれないけど、なんとなくこの曲の歌詞にはグッときてしまうところがある。
今日はとてもハッピーだ
おれは友達を見つけたから
そいつらはおれの頭の中にいたんだ
おれは救いようのないバカだ
洗面所の鏡で自分の顔を見たとき
思わず鏡をぶん殴って壊しちまった
(written by Kurt Cobain)
ああ、思い出すなあ、あの頃のグツグツと煮えたぎるようなフラストレーションを。
今は当時とは全然違うけれども、でも完全には無くなっていないなあ。いいおっさんのくせに。
こういうのは一生、火種みたいにチロチロと点いたままでいるのだろうか。
いやだなあ、もう。