【カバーの快楽】
Blondie – The Tide Is High
Blondie – The Tide Is High
songwriter : John Holt
5枚目のアルバム『オートアメリカン(Autoamerican)』からのシングルで、全米1位、全英1位の大ヒットとなった、プロンディの代表曲のひとつ。
アルバムは、ファンク、ラップ、ジャズ、ブラコン、レゲエなどなんでもありのバラエティに富んだ楽曲で楽しませる。
原曲はジャマイカのコーラス・トリオ、ザ・パラゴンズによる1967年のレゲエ・ナンバーで、「どんなにムズかしくても、あなたのNo.1になるまであきらめないわ」と、カリプソ風アレンジの陽気な調子で、女の執念を歌っている。
きっとこの女性はNo.2かNo.3なのだろう。
No.4かNo.5ということだって有り得る。
No.6かNo.7という可能性も絶対にないとは言い切れない。
こんな歌を今の時代に作ったら、きっと大炎上間違いなしだ。
でも世の中にはいろんな人がいて、いろんな価値観があるのだ。
どんな変態がどんな価値観で歌っても良いのがロックである。
演歌も結構そうだけれども。
この曲はタイトルそのままに、全米1位の大ヒットとなった。
しかしこの2年後の1982年、ギターのクリス・シュタインが難病のために治療に専念することとなり、恋人だったデボラ・ハリーも彼の看病に努め、ブロンディは15年間の活動停止期間に入る。
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