No.053 ボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズ/コンクリート・ジャングル (1973)

Catch a Fire
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その53
Bob Marley & The Wailers Concrete Jungle

とにかく衝撃的な音だった。

ボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズのメジャー・デビュー・アルバム『キャッチ・ア・ファイア』のオープニングナンバー、「コンクリート・ジャングル」だ。
空気を揺るがし、尾てい骨にビリビリ突き刺さる暴力的なベースが支配する、あまりに不穏で心をザワつかせる、凶悪なサウンドにわたしは衝撃を受けた。

わたしはボブ・マーリィなんて世界中でリスペクトされている正義の味方かと思ってたのに、ぶっといガンジャ(大麻)をくわえた、絶対に道ですれ違いたくないギャング感の凄い男が睨みつけるジャケの迫力も凄いし、中身がまたそれを上回る衝撃的なサウンドだ。
なんだか、アニメのタイガーマスクが最初はどえらい悪役だったのを知ったような衝撃だった。

それからわたしはボブ・マーリィのアルバムのほとんどを、一気に聴いた。
数々の名曲群に魅了されたが、この曲を初めて聴いたときのインパクトはいまだに忘れられない。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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