≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その96
Foo Fighters – I’ll Stick Around
ニルヴァーナがなぜだか消滅してちょうど1年の喪が明けた4月に、フー・ファイターズのセカンド・シングルとして発売された曲。
好きなバンドが解散して、そのメンバーが新しいバンドを組んだからといって、それがドラマーの場合、そこまで期待するだろうか?
本当に偏見みたいなもので申し訳ないけど、わたしはとくに期待もせず、急いで聴こうとも思わなかったが、音楽メディアではまるでキリストの再降臨みたいな騒ぎで、絶賛の評判ばかりが聞こえてくるので慌てて1stアルバム『フー・ファイターズ』を買ったものだった。
きっとだれもが、ニルヴァーナのテイストとスピリットを残しながら新しさも備えたものを無理を承知で期待したと思うが、もうまさにその期待通りのものになっていたのでわたしも驚いた。
デイヴ・グロールとフー・ファイターズは驚きと絶賛をもって、ニルヴァーナの消滅以降のさまよえるオルタナロックファンたちに、まさに救世主のように迎えられたのだった。
大げさかな。
でもほんとにそんな感じだったのだよ。