ザ・スミス/ビッグマウス・ストライクス・アゲイン(1986)

クイーン・イズ・デッド(紙ジャケット&SHM-CD)

【80年代ロックの快楽】
The Smiths – Bigmouth Strike Again

ザ・スミスの3枚目のオリジナル・アルバム『クイーン・イズ・デッド』からのシングル。全英26位。

モリッシーの書く歌詞は、今から思えば自虐ネタの開祖だったのかもしれない。
その後、レディオヘッドの「クリープ」へと繋がり、日本では芸人のヒロシにも繋がっていった。

また、モリッシーの書く歌詞からわたしが受ける印象は、内気で、コミュ障で、シニカルで、ニートで、サディスティックという、ヤバいやつである。
この「ビッグマウス・ストライクス・アゲイン」はそんなモリッシーのイメージにピッタリな曲だ。

恋人よ、ただの冗談だよ
きみの歯が全部折れるまで殴り続けてみたいって言ったのは
恋人よ、ただの冗談だよ
きみはベッドで殴り殺されるべきだなんて言ったのは
今なら僕はジャンヌ・ダルクの気持ちがわかる
炎が鼻を焼き、ウォークマンが溶け始める気持ちが
ビッグマウスがまた始まった、ビッグマウスが
僕には居場所も、生きる権利もない
(written by Morrissey & Johnny Marr)

「ウォークマン」ていうのが、時代ですね。

作曲はギターのジョニー・マーだ。
この2人の組み合わせが素晴らしい。よくこんな2人が出会ったものだと思う。

出会ったのはマンチェスターで、ニューヨーク・ドールズのファンクラブを立ち上げて会報を書いていたニートのモリッシーと、その読者であったジョニー・マーの出会いから始まったのだった。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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