No.178 ザ・スミス/クイーン・イズ・デッド (1986)

Queen Is Dead
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その178
The Smiths – The Queen Is Dead

ストーンズやツェッペリンとはまったく違うけれども、ザ・スミスもまた独特のグルーヴを持ったバンドだなぁと、この曲なんかを聴くとあらためて思う。

この曲は最初から最後まで、はっきりしたメロディも無いし、サビも無い。
モリッシーは独特の浮遊感のある声で自由にそして吐き捨てるように歌い、マーはリズムギターでバンドのグルーヴを生み出す。
わたしはスミスではこの曲がいちばん好きだ。

とにかくネガティヴなよくわからない歌詞だし、今のわたしが共感するところはあまりないように思える。
しかしサッチャー政権下の不況時代、職に就かずに実家に引きこもり、ニューヨークドールズファンクラブ会長として会報を書いていたモリッシーの、このシニカルな言葉の底にある沸々とたぎるような中二病エネルギーみたいなものにわたしはなぜか反応してしまうのだ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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