ジーザス・ジョーンズ/インターナショナル・ブライト・ヤング・シング(1991)

Doubt

【90年代ロックの快楽】
Jesus Jones – International Bright Young Thing

80年代後半に誕生したハウスやデジタルサウンド、ヒップホップなどを全部あつめてロックのかたちにまとめるという荒業で画期的なサウンドを創造した、天才マイク・エドワーズ率いるスケーター・ファッションの連中である。残念ながらマイク・エドワーズ以外は名前も顔も知らない。

当時、ダウンタウンMCの『HEY! HEY! HEY!』にglobeが出たときに、どんな話の流れだったかは忘れてしまったけれども、小室哲哉が「ジーザス・ジョーンズが…」と名前を出したときに松っちゃんが「ああ、最近太ったよね」と返し、「いや、グループ名なんですけど」というやりとりがあったことが忘れられない。
あれが日本のゴールデン・タイムの地上波に乗った最初で最後の「ジーザス・ジョーンズ」ではなかっただろうか。

それくらい、小室哲哉も名前を出したくなるぐらい、当時は最先端だったのだ、ジーザス・ジョーンズは。

この曲はマイク・エドワーズが日本からイギリスに帰る飛行機の中で書いたそうだ。
「世界中の輝ける若者たちよ、きみたちが世界を揺り動かすんだ!」という歌詞だ。
「おれのことか!」と当時の輝けるわたしは思ったものだった。
まあまあ、若い頃なんてそんなものである。
そういう輝かしいアホがロックを支えているのだ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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