No.351 イーグルス/ホテル・カリフォルニア (1977)

Hotel California
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その351
Eagles – Hotel California

世界中でもそして日本でも、問答無用のロックの名曲として最も知られた曲のひとつだ。
あまりに有名すぎて、なにを書いていいかわからないぐらいだ。

美しく印象的なギターのイントロに始まり、わかりやすくドラマチックな歌メロ、エンディングの印象的なギター・ソロ、作り込まれたサウンド、そして謎めいて興味を惹かれる歌詞と、すべてが完璧に揃った、70年代アメリカン・ロックの最高峰だ。

ものすごくいろんな解釈がされるらしいけど、わたしはもう単純に、ちょうどウッドストックがあった1969年以降、ロックは巨大産業と化し、60年代のロック黄金時代のスピリットは失われ、西海岸が愛と自由と夢のカリフォルニアだったのは過去のこと、人々はただ欲望に駆られるままに生きているだけだ、という歌だと思って聴いている。

その歌がまた大ヒットして巨額の富を生んだのは皮肉なものだ。
それは彼らの音楽が世界中で好まれ、共感された結果であって、なにも悪いことではないのだけど、当人たちは複雑な気持ちだったに違いない。

しかし、失われたはずのスピリットはちようどその頃、ニューヨークでふたたび息を吹きかえしていたのだった。(つづく)

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コメント

  1. ごろー より:

    アルバム
    ベスト盤は、なに聴くか迷ったときは手っ取り早くていいのだけど、オリジナルアルバムの名盤を聴く味わい深い楽しさはまた格別ですね。
    最近わたしもつくづくそう思います。

  2. フー太郎 より:

    ここまで来ると
    私もこのアルバム大好きです。ハーモニーとかも計算され尽くしているようで妙な思い切りの良さを感るというか。ホテルカリフォルニアを聴いているとUSロックやUKロック、ブルースやカントリー・フォーク等のジャンル分けが馬鹿馬鹿しく思えてきます。その時のイーグルスにしか作れない神がかった輝きを放っているのではないかと。ホテルカリフォルニアの曲は絶対ベストアルバムでぶつ切りに聴くよりオリジナルアルバムで聴く方が何倍も魅力的だと思います。