リッチー・ヴァレンス/ラ・バンバ(1958)

La Bamba

【50年代ロックの快楽】
Ritchie Valens – La Bamba

『ボヘミアン・ラプソディ』の特大ヒットのおかげで、ロック・アーティストの映画が続々と制作されているようで、楽しみな限りだ。エルトン・ジョンの『ロケットマン』も英・米で大ヒット中、日本ではこの8月の下旬から公開されるらしい。

これまでに作られたロック・アーティストの伝記映画は大体見ていると思うけれども、中でも印象に残ってる作品は1987年の映画『ラ★バンバ』だ。

わたしはこの映画を見るまでリッチー・ヴァレンスというアーティストを知らなかった。
リッチー・ヴァレンスというメキシコ系アメリカ人の若者のサクセス・ストーリーと、あの悲劇的な結末だけでなく、有名になっていくリッチーに嫉妬する兄の複雑な感情をリアルに描いているのがとても良かった。そして映画のラストは、音楽映画史上1位のカッコ良さで泣かせる。

「ラ・バンバ」はもともとメキシコ民謡だったものをリッチー・ヴァレンスがロックンロール調にアレンジしたものだ。全米22位のヒットとなった。途中、ギリギリまでためるブレイクにつんのめりそうになる。

映画では同じメキシコ系アメリカ人のバンド、ロス・ロボスがリッチー・ヴァレンスの演奏シーンの吹き替えを担当している。オリジナルに忠実な、彼らの素晴らしいカバーによる主題歌「ラ・バンバ」は大ヒットし、全米1位を獲得した。

他にも多くのアーティストがこの曲をカバーしているが、日本ではなんと1967年の第18回NHK紅白歌合戦で、金井克子が歌ったそうだ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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