クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル/フォーチュネイト・サン(1969)

Willy & The Poor Boys

【60年代ロックの快楽】
Creedence Clearwater Revival – Fortunate Son

タイトルは「幸運な息子」という意味だ。

当時はベトナム戦争の真っただ中だ。億万長者や政治家の息子に生まれたために戦地に送られずに済んだ「幸運な息子」と、その代わりとして徴兵される自分たち庶民の運命に対しての憤りを歌った歌だ。
ジョン・フォガティは実際に2年間兵役に就いている。心からの叫びなのだろう。C.C.R.にしては歌詞もサウンドもかなりハードなプロテスト・ソングとなっている。

反戦歌と呼ばれるものには実際くだらないものが多くてわたしは滅多に共感できないが、この歌には共感する。

全米チャートでは14位だったが、その後、映画『フォレスト・ガンプ』で主人公がヘリコプターに乗せられてベトナムへ送られるシーンで使われるなど、長く聴き継がれて、C.C.R.の代表曲となっていった。

20世紀最後の日、1999年12月31日にジョン・フォガティは、リンカーン記念館での「アメリカのミレニアム」ショーで、クリントン大統領の前でこの曲を歌った。

この動画を見てもわかるけど、年をとっても彼の声はまったく衰えを知らない。漲るパワーに圧倒される。彼の怒りの炎は決して消えることはないし、彼にはもう、怖いものなんてないのだろう。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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