No.490 ジョン・フォガティ/デ・ジャヴ (2004)

Deja Vu All Over Again
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その490
John Fogerty – Deja Vu (All Over Again)

元CCRのリーダー、ジョン・フォガティが59歳のときに発表したシングルだ。

動画は2008年のものなので、当時63歳である。
CCRで大ヒットを連発していた頃とほとんど変わらない、強靭な歌声に驚かされる。
見た目も本当に若々しい。
ソングライティングの才能も相変わらずだ。

21世紀になってもロックは変化を止めないし、それは全然良いことなのだけど、このアコギとヴォーカルだけで歌われる映像を見ていると、べつにこれで良くないか? という気分にさえなってくる。
新しいスタイルやサウンドのロックが次々に生まれて、それに出会う驚きを楽しみにはしているけれども、しかし、時にこういう昔ながらのシンプルな歌が軽々とそれを超える感動をつくりだしてしまう。
いったいなんなのだろう、と思ってしまうのだ。

「またしても戦争を繰り返している、まるでデ・ジャ・ヴのようだ」とジョン・フォガティは歌う。
「フォーチュネイト・サン」などの反戦歌を書いた頃から変わらぬ熱い想いが直球で伝わってくる。
ヘンな小細工もしないし流行の音にも媚びない、彼が昔から書いてきた歌と同じ、シンプルだが感動的な、ただただ素晴らしい歌だ。
ジョニー・キャッシュ同様、彼の音楽からはいつも真摯でストレートな情熱が伝わってくる。

今のところジョン・フォガティの最新作は2013年の『Wrote a song for everyone』だ。彼の過去の名曲をさまざまなゲストを迎えて歌ったアルバムで、新曲も少し入っていたりする。
わたしは今そのアルバムを聴きながらこれを書いてるけど、いきなり冒頭からフー・ファイターズとの共演で「フォーチュネイト・サン」を絶叫し、オイオイ、ほんとに68歳かよと驚愕する。
ゲストは他にも、キース・アーバン、マイ・モーニング・ジャケット、キッド・ロック、ボブ・シーガー、ブラッド・ペイズリー、アラン・ジャクソンなど、豪華なコラボが聴ける。

今年でジョン・フォガティは72歳だ。
早く次のアルバムが出ないかな、と70歳を過ぎた彼の歌を、わたしは心待ちにしている。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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