ニール・ヤング/シナモン・ガール(1969)

Everybody Knows This Is Nowhere

【60年代ロックの快楽】
Neil Young with Crazy Horse – Cinnamon Girl

1969年5月に発表さそれたニール・ヤングの2ndアルバム『ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース(Everybody Knows This Is Nowhere)』のオープニングを飾る曲。

1stのフォーク・ロック路線から一転、オールド・ブラック(黒のレスポール)とクレイジー・ホースに出会い、魂が炸裂するような唯一無比の歪んだヘタウマギターとキャッチーな歌メロの組み合わせというニール・ヤングの登録商標のようなあのサウンドが生まれた。さらに20年後にこのアルバムは「グランジ・ロックの原典」としても再評価されることになる。
当時では新しすぎ、カッコ良すぎた名曲だ。

オールド・ブラックも、クレイジー・ホースとの共演も、今年でちょうど50年。
同じギターを50年も使い続けているアーティストというのは他にもいるのだろうか? そろそろギネスブックに載るのかもしれない。

来月には、ニール・ヤングとクレイジー・ホースによる新作アルバムも発表される。
彼らが今も”伝説”ではなく、”現役”であることに、わたしは時空を超えた神話に触れるような感動を覚える。

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