No.465 イギー・ポップ/ラスト・フォー・ライフ (1977)

LUST FOR LIFE
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その465
Iggy Pop – lust for life

イギーっていうのはイグアナのことだ。
ポップなイグアナ。

いやそれはちがうだろうけど、なんでイグアナなのかはわからない。ジム・モリソンが”リザード・キング(トカゲの王)”と呼ばれたが、その続編みたいなものだろうか。
それともタモリさんより早く、ステージ上でイグアナのマネでもしていたのだろうか。

イギーのヘロイン中毒などが原因でストゥージズは解散し、3年間地獄をさまよった後、デヴィッド・ボウイの支援でソロ・デビュー作『愚者(イディオット)』を発表した。
『愚者』は商業的にも成功し、それに気を良くしたのか、5カ月後にはソロ第2弾の『欲情(ラスト・フォー・ライフ)』を発表する。
イギーが唯一満面の笑顔で写っているジャケットがめずらしいが、地獄からの生還に対する笑顔なのか、商業的に成功したことに対する満面の笑みなのかはわからない。きっとその両方だろう。
よかった、よかった。

この曲はその『欲情』のタイトル曲だ。
1996年のイギリス映画『トレインスポッティング』に挿入曲として使用されて以来、いまやイギーと言えばこの曲が代表曲になっている。
イギリスの底辺の若者たちのドラッグ文化を描いた物語に、この曲の歌詞がぴったり合っていた。

アル中でヤク中のジョニーが来やがったぜ
今日もベロベロ、またストリップを始める気だ
でもおれは愛なんてものを見つけちまったから
とにかく生きたいんだ
なにがなんでも生きていたいんだ
(written by Iggy Pop, David Bowie)

わたしは彼の90年代のアルバムなんかも大好きだ。
どういうわけか死なずに済んだロックスターの英国代表がキース・リチャーズなら、米国代表はこのイギー・ポップだろう。

よくぞ、生き伸びてくれた。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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