イエロー・マジック・オーケストラ/コズミック・サーフィン(1978)

パブリック・プレッシャー(Standard Vinyl Edition)(アナログ盤)(特典なし) [Analog]

【ニッポンの名曲】
Yellow Magic Orchestra – Cosmic Surfin’

1st『イエロー・マジック・オーケストラ』収録曲で、細野晴臣の作曲。
しかし、オリジナルも良いけど、『パブリック・プレッシャー』に収録されたライヴ・バージョンの方がさらにカッコいい。

ライヴ仕様にストレートなエイトビートにアレンジされ、細野晴臣も「こっちが完成形」と言っている。こうして聴くとYMOの中で最もロケンロールな曲だと思う。

もともとYMOのコンセプトは、コンピューターの正確なリズムと同期して演奏することで、人間的なノリやグルーヴを排除する、というものだったのだけど、たしかにレコードではそうだが、いったんライヴとなると細野や高橋のロック人の血が騒ぐのか、コンピューターと同期しながらもやっぱりノリやグルーヴみたいなものが滲み出てくるのが面白い。そうこなきゃ。

この動画は『パブリック・プレッシャー』と同じバージョンだと思うけど、相変らず無表情ではあるけど、みんな結構ノリノリで演奏しているように見える。テクノなのに、熱い演奏というのがカッコいい。

ギターは渡辺香津美だが、当時彼が所属した日本コロンビアの意地悪で『パブリック・プレッシャー』では全カットされている(代わりに坂本がスタジオでシンセで音を埋めた)。
完全版、早よ!