レオン・ラッセル/ア・ソング・フォー・ユー (1970)

A Song for You
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その134
Leon Russell – A Song For You

レオン・ラッセルをわたしはたぶん35年ぐらい前に初めて聴いたと思うのだけど、そのときはそれほど好きになれなかった。

まあたしかに子供にはわかりにくい音楽だ。
その時はどう言い表していいのかわからなかったけど、たぶんこう思ったのだろう。
「ヴォーカルのクセが凄い!」

でも、今はわたしも大人になって、好きになった。わさびやなますや黒豆の美味さもわかる年になったのだ。
力強い歌声は胸に深くズンッと響くし、独特のクセが凄い歌い方は荒っぽさと繊細さを兼ね備えて絶妙な味わいだ。

一見ディープで渋い音楽だけど、よく聴けばかなりポップでもある。
まあなにしろ独特の世界を持った人だと思う。

後にも先にもない、レオン・ラッセルという音楽。
まるで人里離れた山奥にひとりきりで住み、跡継ぎのいない一代限りの技術で手工芸品を製作する無形文化財のようだ。

↓ わさびもなますも黒豆も美味さがわからんし、レオン・ラッセルなんてもっとわからんという若い方には、とりあえずカーペンターズのカバーをお薦めしよう。万人向けバージョンだ。

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