≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その162
Jackson Browne – Running on Empty
派手ではないが、真摯で内省的な音楽を書く印象のあるアーティストだ。
ちょうど東(ニュージャージー)のスプリングスティーン、西(カリフォルニア)のジャクソン・ブラウンという、育った環境は遠く離れているけど、どこか共通したものを感じる。
スプリングスティーンも生まれたときから走っているけど、ジャクソン・ブラウンも太陽に向かって走り続けていたのだ。
わたしは若い頃からスプリングスティーンが好きだったけど、ジャクソン・ブラウンは聴いてこなかった。
ただ、この曲だけはなぜか偶然に知って、若い頃から好きな曲だ。
「孤独なランナー」という孤独な若者心をくすぐるタイトルのせいもあっただろうけど、気に入っていたのだ。
ジャクソン・ブラウンは今年で68歳だ。
どうなんだろう。
孤独なランナーは、68歳になってもやっぱり孤独なままなのだろうか。
そんなことが気になる年齢に、わたしもなってきた。