No.497 キッド・ロック/ボーン・フリー (2010)

Born Free
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その497
Kid Rock – Born Free

キッド・ロックもまた、ガレージ・ロックの聖地、デトロイトの出身だ。

10年近くインディーズで売れない時代を過ごした彼は、98年に4枚目のアルバム『デヴィル・ウィズアウト・ア・コーズ』で大ブレイクする。
メタルラップ的な楽曲から、バラードナンバーまで歌う、どちらかというと当時の流行の波にがっつり乗ったミクスチャーロック・アーティストとして人気を博した。

しかし2003年の6枚目のアルバム『キッド・ロック』から彼はミクスチャー的なアプローチから、カントリーやロカビリーを中心としたサザンロックへと移行していく。
6枚目にしてセルフタイトルをつけたことが示すように、こここから彼は本当にやりたかったことを始めたのかもしれない。

「レーナード・スキナードのような音楽がやりたい」と公言していた彼は、2009年には「オール・サマー・ロング」という曲で、「スウィート・ホーム・アラバマ」のリフや歌詞を曲中に取り入れて、サザンロック愛を謳い上げてみせた。

2010年に発表されたこの「ボーン・フリー」は、爽やかなカントリー・ロックだ。

いいサウンド、いい声、グッとくる歌詞とメロディー・ラインを持つ、良い意味で新しさも古さも感じさせない、時代を超越したような曲だ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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